[ブログ]さが維新まつりがまちどおしい!
「さが維新まつり」で行われる様々な催しの様子をお伝えします!

 

 

2020/11/10インフォ
第3回「さが維新まつり」を開催しました!!

 去る2020年10月24日(土曜日) 第3回「さが維新まつり」を開催しました。
 コロナ禍でも途切れることなく開催し、志をつなぐことができました。
 まずは、御出演・御来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。

 今回は、このようなタイミングでさが維新まつりを実施するからには、何か強いメッセージを込めて、その「志」を伝えたいと思い、【医療】をテーマにしました。

 テーマが決まってからも様々な検討を重ねていきましたが、その中でも、ぜひ多くの皆様に知ってほしいという思いから、今年度出展をお願いしたのが、増田神社奉賛会が所有する増田敬太郎山車でした。
 明治時代、肥前町の高串地区でコレラを終息させた増田敬太郎という巡査の偉業が、今も顕彰されていることを、筆者はさが維新まつり実行委員会事務局職員でありながら知りませんでした。
 増田敬太郎という青年がいたこと、そして今もなお増田巡査を顕彰されている方々がいることを多くの方に知ってほしいという想い、そして疫病退散の願いから、今回の展示に至りました。
 この山車は、過去に一度だけ肥前町を出て熊本県の泗水町に展示されたことがあり、今回で二度目の旅でした。このさが維新まつりに合わせて展示を行い、皆様に見ていただけたことで、増田巡査の偉業を感じていただけたのではないかと思います。

増田神社奉賛会が所有する増田敬太郎山車

 また、これまでのさが維新まつりでも何度も登場した佐賀藩10代藩主鍋島直正は、科学分野だけでなく、医療の分野でも先進的な取り組みを行っていたことを皆様ご存じだったでしょうか。
 天然痘が大流行した時代、海外では種痘という予防方法があったにもかかわらず、皆不安がって種痘を受けようとしませんでした。そんな時、鍋島直正は「民より先に」世継ぎである淳一郎(のちの11代藩主鍋島直大)に種痘を受けさせ、その成功を受けて、藩の人々に無償で種痘を実施させたといわれています。
 その他にも、鍋島直正は医療の大切さを重んじ、医学館を設置。これが現在の好生館のもととなっています。
 今回のさが維新まつりのプログラム内では、伊東玄朴や佐野常民、相良知安など、日本の医療に新たな風を吹き込んだ偉人たちのエピソードについて、幕末・維新 佐賀の八賢人おもてなし隊を中心に寸劇として披露。当時の様子を想像してもらえたのではないかと思っています。

今回の時代行列には実際の医療関係の現場からも御参加いただき、「(コロナに)気を付けながら、楽しみましょう」というメッセージもいただきました。

 ここまで書いてきたとおり、今年度は例年と異なり、「これまでどおり」とはいかない形でしたが、唯一いつもどおり、いや、それ以上だったものがありました。

 それは、【応援してくださる皆様の熱い想い】です。

 この「さが維新まつり」は佐賀の偉人・偉業の顕彰と偉業を成し遂げた先人たちの「志」を今に活かし、未来へと繋いでいくために創出されたまつりです。
 今年でやっと3回目を数える生まれて間もないまつりですが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、開催自体が危ぶまれていました。
 しかし、想像していた以上にたくさんの方々から「今年も待ってるよ!」との声をいただき、事務局として開催に向けて動き出すことができました!

 皆様の御支援、御声援なくして今回のさが維新まつりの開催はありませんでした。
 来年度はこれまでと同じような規模での開催を目指し、一般公募も復活させたいと思っております!
 さが維新まつりを応援していただいた皆様に感謝申し上げるとともに、新型コロナウイルス感染症が終息し、また来年度皆様と笑顔でお会いできることを楽しみにしています。

さが維新まつりを応援していただいた皆様に感謝申し上げるとともに、新型コロナウイルス感染症が終息し、また来年度皆様と笑顔でお会いできることを楽しみにしています。

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「第3回さが維新まつり」のダイジェスト映像はこちら

 


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