「さが維新まつり」で行われる様々な催しの様子をお伝えします!
2021/10/25インフォ
「第4回さが維新まつり」が終了しました
去る10月23日、朝から気持ちのよい晴天となり、佐賀城公園には秋のひと時を思い思いに過ごす方の姿が見られました。
昼過ぎ、佐賀県内の農業系高校による生産物販売会や、さが維新おどり隊による演舞、「幕末・維新 佐賀の八賢人おもてなし隊」の島義勇による前座劇で、会場の雰囲気がだんだんと盛り上がってきました。
葉隠太鼓の音色に伴い、佐賀城の鯱の門がゆっくりと開くと、いよいよ行列隊の登場です。
今回の行列は、子ども時代、明治政府で活躍していた頃、鉄道事業に携わっていた頃、早稲田大学創設の頃と、4つの時代の大隈重信やゆかりの人物たちで構成しました。
西洋の科学技術を積極的に取り入れる佐賀藩の風土や、母・三井子の教え、そして同郷の先輩たちの影響なくして、のちに近代国家の土台づくりに大きくかかわった大隈重信は存在しえなかっただろうということ、そして、大隈がいつも先を見据え、前例のないことに果敢に挑戦し、未来を切り開いていったことを伝えていきたいという思いを行列に込めました。
(行列の出演者はこちら)
また、今回のまつりでは、大隈重信が日本初の鉄道開通に尽力したことにちなみ、会場に鉄道をモチーフにしたオブジェを設置。行列の出発式では、山口祥義(やまぐちよしのり)佐賀県知事らが列車のオブジェに乗り込み、「さが維新まつり 時代行列、出発進行!」と号令をかけると、列車の煙突から煙が上がり、汽笛の音が響き渡りました。
行列隊は、城内通りから、佐賀県立博物館・美術館前の佐賀さいこうフェス会場に向かいます。先に会場の雰囲気を盛り上げてくれていたさが維新おどり隊が、行列を迎え入れます。さいこうフェスの会場を一周すると、一同はステージへ。
行列の紹介の後は、「幕末・維新 佐賀のおもてなし隊八賢人」の歴史寸劇「通せんぼ」を披露。劇中では、明治政府で強引に政策を進める大隈の孤立、さらに鉄道事業に立ちはだかる大きな壁、そうした状況下で、果たして大隈はどんな思いで国家の一大事業を成し遂げたのかを描きました。
最後はステージに行列出演の皆さんが集まり、「志、一つ、佐賀」の掛け声で締めくくりました。
このまつりを通して、佐賀の偉人や歴史に少しでも興味を持ってくださる方が増え、郷土の誇りに繋がれば幸いです。
まつりに御来場いただいたお客様、御協力いただいたすべての皆様、本当にありがとうございました。
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